2025年06月28日

25年6月のカンムリウミスズメ調査報告11

6月28日(土)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

今回もカンムリと出会えてよかったです。


天気:晴れ

調査時間:9:55から16:08まで

調査結果:カンムリウミスズメ 5(1+2+2)

     ウミスズメ 1  


前日に梅雨明けが発表され、朝から暑くなりそうな気配。


250628調査開始!.jpg


あまりに早い梅雨明けで船に日除けのシートが間に合わず、船長さんは「まだ竹も切ってきていない」と言っていた。

前回はカンカン照りではなかったので、何とかなったが、果たして今日は?

港を出る時、船の上をツバメが2羽飛び回っていた。

快晴とは言え、遠くは霞んでいる。

波はなく海は穏やかで、ほぼベタ凪と言っていい。

釣り船も何艘か見える。

今回も海面は白っぽく鳥は探しやすいが、海上の浮遊物はゴミばかり。


250628大きな浮遊物も.jpg


横島の西方で発泡スチロールの上にウミネコを見つける。


250628浮遊物の上で休むウミネコ.jpg


その時、GPSのスイッチを入れ忘れていたことに気づく。

まだ幾らも走っていなかったので、航跡記録に支障が出るほどではなくホッとする。

それから30分くらいしたところで、左舷遠方に怪しい黒点を見つけ、しばらく双眼鏡で追う。

カンムリのようなので船長さんに告げる。

Nさんはゴミでしょうと言うが、向きによっては白い部分も見えるので、そのまま船を寄せてもらう。

やはりカンムリで、何故か1羽だけでおり、近くに別の個体は見当たらない。


2506281羽でいたカンムリ1.jpg


2508281羽でいたカンムリ2.jpg


時折、水中を覗き込む動作を見せる。


250628水中を覗き込むカンムリ.jpg



(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。

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2025年06月22日

25年6月のカンムリウミスズメ調査報告10−3


250620ベタ凪の海上.jpg


午後からの調査を再開したが、ベタ凪で遠くまで見渡せるものの鳥の気配が全くない。

遠くをマツダの自動車運搬船が航行しているのが見えたので撮影。


250620長島沖に自動車運搬船が.jpg


毎年、ミサゴが営巣している島の様子を見に行くと、1羽が船の上空を飛び回るが、確認できたのは結局その1羽だけであった。


250620ミサゴ1.jpg


250620ミサゴ2.jpg


飛んでいた個体を撮影した画像で確認すると羽毛の劣化が見られたので、成鳥と思われる。

ということは、今季は繁殖が上手く行かなかったのだろうか。

その島を後にして、しばらく走ったところで船の右側をウミネコが飛んで行き、前方で急に海面へ降下した。

撮影した画像を見ると何か咥えているようだったが、何かは不明。


250620海面から何かを咥えとるウミネコ.jpg


250620海面から何かを咥えとるウミネコ=拡大.jpg


私がウミネコに気を取られていると、またしてもSさんがカンムリを見つける。

何と3羽の群だ。


250620嶋田さんが見つけた3羽の群=家族群?1.jpg


250620嶋田さんが見つけた3羽の群=家族群?2.jpg


250620嶋田さんが見つけた3羽の群=家族群?3.jpg


250620嶋田さんが見つけた3羽の群=家族群?4.jpg


250620嶋田さんが見つけた3羽の群=家族群?5.jpg


羽衣の違いが分かるようにと撮影を試みるも、4羽の群同様に決め手を欠く。

これまでの経験から2羽の親鳥と1羽のヒナないし幼鳥という組み合わせに加え、レアケースだが1羽の親鳥と2羽のヒナということもあったので、この2パターンを頭に入れて撮影画像を検討した結果、1羽は尾羽の伸長具合から幼鳥が疑われることから、換羽状況の違う2羽の親鳥と1羽の幼鳥ではないかと推測するに至った。

詳しい検証は研究者のTさんにお願いするとして、家族群ではないかというところまで何とかこぎつけることができて、個人的にはとても満足している。

心残りは、今回はどの個体も潜水することなく、水中覗き込み行動ばかりだったため、羽搏き動作などほとんど見られず、翼の換羽状況は確認できなかったことである。

しかし、たった3度の出会いが、2羽、4羽、3羽と組み合わせが違うことから、あれこれと考えを巡らせることができたのは、幸運というしかない。

カンムリに感謝!、感謝! である。



(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。



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2025年06月21日

25年6月のカンムリウミスズメ調査報告10−2

その後、浮遊物の見られる海域を抜けてすぐ、Sさんが船の左前方に鳥らしきものを見つける。

私もすぐ双眼鏡で確認を試みるが、なかなか断定できない。

3羽?、4羽? やっとカンムリのようだと分かったので、Sさんとともに船長さんへ伝える。

船長さんは気づいていなかったが、すぐに分かったようで、船を寄せ始めた。

これからが大変。


2506204羽の群1.jpg


2506204羽の群2.jpg


2506204羽の群3.jpg


2506204羽の群4.jpg


2506204羽の群5.jpg


2506204羽の群6.jpg


2506204羽の群7.jpg


2506204羽の群8.jpg


2506204羽の群9.jpg


2506204羽の群10.jpg


この4羽の群は、2つのペアが合体したものか、2羽の幼鳥を連れた家族群なのか。

各個体の羽衣変化の違いが分かるような写真を撮っておかないと後で検証できないからだ。

なかなか4羽が揃って横向きになってくれないし、光線の具合も思うに任せない。

観察中、二つのペアに分かれる様子はない。


2506204羽の群=換羽中の成鳥?11.jpg


1羽は明らかに繁殖羽に近い個体だったが、後の3羽は微妙。



2506204羽の群12.jpg


2506204羽の群13.jpg


2506204羽の群14.jpg


2506204羽の群15.jpg


2506204羽の群16.jpg


結局、推測できるほどの違いを確認することはできなかった、研究者のTさんが同行してくれていたら、話は違ったかもしれないが、ないものねだりということだろう。

後は3羽でいる群を見つけて、比較できれば家族群である可能性は高まるのだが、そう都合よく見つかるものではないので、これこそないものねだりだろう。

その後沖合を見回るが、ウミネコの着水個体を見かけただけだった。


250620ウミネコ.jpg


久しぶりに八島に上陸。


250620八島に入港.jpg


Sさんは何年ぶりの上陸だろうかと感慨深げだった。

定期船の待合所前に貼られた絵が掛け替わっていたので、話のネタにと撮影しておく。


250620定期船待合室前の壁画(八島)1.jpg


250620定期船待合室前の壁画(八島)2.jpg


250620定期船待合室前の壁画(八島)3.jpg


八島は住人が20人を切ったと聞く。

待合所の中に掲示されていたゴミ収集カレンダー(八島地区版)で話が盛り上がった。

「燃えるごみ」と「古紙・紙パック」は週1回収集で、「空缶」「リサイクルビン」「ガラス・灰類」「金属類」は年1回収集とのこと。

同じ町内に住むTさんも同じ上関でもこうも違うのかと驚いていた。



(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。




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