2025年08月09日
25年8月9日 磯の生き物観察会の動画
2025年07月31日
25年7月のカンムリウミスズメ調査報告14ー2
結局、当たりはなく、昼食休憩のため、祝島入港となる。
いうも防波堤にたくさんウミネコか休んでいるが、
その群とは別に港の外のテトラポットの上にも多数おり、
(幼鳥の姿も)
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(みんな暑そう)
研究者のTさんの概算では全部で200羽近くいたようだ。
港に入るとカワウが水浴びをしていた。
少し距離があったのと、すぐにやめてしまったので証拠写真を1枚撮るのがやっとだった。
食事中、船長さんが「家の近くで何人かの漁師さんがバッテリーが盗まれるという事件が起きている。
昼間、地区外から一見仕事のような装いでやってきて下調べしているに違いない」という話題を出したところ、
日中に下見をしておいて夜や人のいない時に盗む手口から、他の金属類や骨とう品などの窃盗事件同様、
役割分担されたグループでの実行に違いないので、声を掛けられても安易に家に招き入れるようなことをしたら、
後でひどい目にあう、という話も出て盛り上がる。
その後、津波の話をしていたら、Sさんの連れ合いさんから津波の方はどうかと電話が入り、タイミングのよさに一同感心する。
食後、港の岸壁から対岸の原発建設予定地を何枚か撮影する。
祝島の港を出る時、ウミネコやカワウが休んでいる写真を撮ったが、暑さに参っている表情が伺えた。
飛翔中のウミネコを撮ったところ、羽毛がボロボロになっている個体だった。
今後換羽し、冬場には綺麗な姿に変わるのだろう。
食後の睡魔と闘いながらカンムリを探すが、まったくヒットしない。
沖合を進んでいると、遠くに海保の艦艇が見えたので撮影する。
なぜか右向きに進んでいたかと思うとこちら向きになったり、左向きに進んだりと、ほぼ同じ海域でグルグルしているようだった。
後で調べてみると、その船は昨年暮れに進水し、来年就役予定の新造船「かんばい」だと分かる。
テスト走行のようなことをしていたのかもしれない。
そのうち四国の伊方原発が肉眼でも見えるようになってきた。
距離にして30キロという辺りにさしかかったということだろう。
沖合から北上を開始してしばらく進んだところで、研究者のTさんが「これ津波?」と声を上げる。
13時50分頃のこと。
今まで出会ったことのないような間隔の開いたうねりが、繰り返し繰り返し船の後ろから押し寄せてくる。
船はその度に上下動するが、高波ではないので、言われなければ気づかなかったかもしれない。
上空から見れば波の動きをハッキリと確認できただろう。
しばらく続いたが、その後は元に戻った。
柳井方面からやってくる大きな船が見え、左右にタグボートが2隻、間隔を空けて随伴している。
リベリア船籍の大型LNG船で火力発電所に燃料を届けた帰りのようだ。
最後は、やや平郡島寄りに航行したため、タイル張りの灯台(舵掛岩灯標)を正面に見ながらの帰港となった。
今回は島周りを見回ることがなかったので、鳥の話題に乏しく、船舶の話題ばかりになった。
やっぱり鳥が出てくれないと、元気も出ない。
(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)
※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。
2025年07月30日
25年7月のカンムリウミスズメ調査報告14
7月30日(水)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。
今度こそ、複数のカンムリとの出会いをと、頑張って探したのですが、期待は裏切られました。
天気:晴れ
調査時間:9:32から15:00まで
調査結果:カンムリウミスズメ 0
この日は地元のTさんが体調不良で乗船を見合わせられたため、調査メンバーはSさんと私、それに研究者のTさんという態勢。
(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)
※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。

