2024年03月06日

24年3月のカンムリウミスズメ調査報告3−3


午後からは研究者のTさんが上陸予定の向かいの島に向かう。上陸から回収までの時間調整で島を周回したが、沖合に比べ色んな鳥が見られた。

上空を旋回するトビ。磯にはたくさんのウ類、それにウミネコやアオサギ、ミサゴも2羽。


240304定期船いわいとウ類.jpg


240304磯で休むウ類.jpg


240304岩場で休むウ類.jpg


ヒメウも結構見られ、ウミウとの大きさの違いが分かる写真や助走して飛び上がる写真など撮ることができた。


240304岩場で休むヒメウ.jpg


240304飛び去るウミウとヒメウ 大きさの違いに注目!.jpg

(飛び去るウミウとヒメウ 大きさの違いに注意! )

240304飛び去るヒメウ 奥は原発予定地.jpg

(飛び去るヒメウ 奥は原発予定地)

240304ヒメウの飛び立ち1.jpg


240304ヒメウの飛び立ち2.jpg


最後に行った島では、食べかけの魚(ダツ?)を持ったまま飛び出したミサゴや


240304食べかけの魚を抱えて飛び出したミサゴ1.jpg


240304食べかけの魚を抱えて飛び出したミサゴ2.jpg


上空を舞うノスリなども撮影。


240304上空を旋回するノスリ.jpg


光線の加減で紫や緑色に光る羽毛のヒメウも撮影できた。これはカラスバト同様、「構造色」と呼ばれるもので、色素によるものではなく、羽毛の微細な構造によって光が干渉や分光することで発色する。


240304羽毛の光沢が美しいヒメウ.jpg


上陸地点の浜で前日の催しに参加された遠来のお客さんのお土産にとアカモクを収穫した後、研究者のTさんを回収して帰路に就く。


240304アカモクを収穫.jpg


途中、ウミアイサを1羽、カモメ類の群に混ざったアビ類を遠目に見た後、横島の手前辺りで沖合を水しぶきを上げて猛スピードで進むホバークラフト船を見つける。2隻いたが、手前のやつをとりあえず撮影。調べると海上自衛隊のエアクッション艇と分かる。写真の船はLCAC-2103。いずれにしても戦車1台が搭載可能な上陸用舟艇であり、米軍も使用している。


240304猛スピードで突き進む海自のエアクッション艇.jpg


白浜港ではゲストのFさんのお仲間が待っており、盛大な出迎えを受けた。お目当ての鳥は出なかったが、癒される。


(この調査は、地球環境基金、パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。

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2024年03月05日

24年3月のカンムリウミスズメ調査報告3−2


その後、遠くにいるアビ類を見つけたので、船を近づけてもらうも、程なく潜られ見失ってしまう。船長さんは2羽いたと言っていたが、さすがに目がいい。

研究者のTさんを迎えに行き、磯に船を寄せている時、山頂付近から黒い影が三つ飛んで来た。カラスが3羽と思いきや林に飛び込んだ1羽はカラスバトだった。カラスに追いかけられていたのだ。遠目には黒く見えたが、林に飛び込む直前に見えた姿は金属光沢のある独特なカラスバトの羽色であった。Tさんにそのことを伝えると飛び込んだ辺りでその日Tさんも確認しているとのことなので間違いない。

研究者のTさんを乗せ、隣の島との間を抜けて北にしばらく行った辺りで、また船長さんが鳥を見つける。3羽いる。慌てて飛ぶ様子もないので、距離を保ったまま暫く観察する。鳥との距離は、そう遠くはないのだが、波で船が揺れるのと鳥が波間に見え隠れするのとで、タイムラグのある私のカメラでは全く対応できない。

3羽という少数、それにすぐ飛んで逃げない、更に1羽だけ繁殖期に現れる飾り羽が見られるカンムリと紛らわしい個体がいたため、「カンムリじゃないの?」と船長さんが何度も念を押す。私もカンムリであってほしかったが、残念ながらウミスズメである。「下手な鉄砲も」と頑張って撮影したが、結局、まともな写真が撮れないまま飛ばれてしまった。


240304ウミスズメ2.jpg


240304ウミスズメ1.jpg



 240304飛び去るウミスズメ.jpg


その後、5羽のウミスズメの群が飛んでいく姿を見たが、カンムリとの出会いがないまま午前中の調査は終了。


祝島に船をつけ、上陸してお昼にすることになる。

入港時、港の防波堤のウミネコに混ざってセグロカモメも見られたが、カモメ類の数はいつもより少ない。


240304防波堤で休むウミネコ.jpg


上陸後、船大工のSさんを見つけたTさんがゲストのFさんと工場を見学に。後から私も加わったが研究者のTさんも見学していた。ちょうど修理中であった大崎上島の大きな和船が置いてあり、私が子どもの頃に見た建造中の伝馬船に比べ迫力があった。

食後、防波堤の上のアオサギの撮影をしていると、突然、ヒヨドリの群れが現れる。


240314アオサギ.jpg


240304突然現れたヒヨドリの群れ.jpg


飛びもの用のカメラが間に合わず、ファインダー内に上手く捉えることができなかった。

その後も仲睦まじいウミネコや繁殖羽に衣替え中のウミウを撮って時間を潰す。


240304ウミネコのペア?.jpg


240304繁殖羽に変わり始めたウミウ.jpg


ちょうど軽トラックを積んできた島の小型貨物船からトラックを釣り上げる作業が始まったので一部始終を撮影する。何度も上陸しているが、岸壁に設置されたクレーンが使かわれるところを見たのは始めてだったからである。


240304船から軽トラを釣り上げる.jpg



(この調査は、地球環境基金、パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。

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2024年03月04日

24年3月のカンムリウミスズメ調査報告3

3月4日(月)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

残念ながら今回もカンムリとの出会いはありませんでした。

天気:晴れ

調査時間:9:16から13:43まで

調査結果:カンムリウミスズメ 0

     ウミスズメ 14           

     アビ類 5 


前日、上関ネイチャープロジェクト主催の「意見交換会 海とともに生きる〜漁業振興と上関町の町づくり」に参加したため、他のメンバーも連日の行動となった。海況がこちらの都合どおりにならないこともあって仕方ない。

船長さんは、前日の行事の主催者で準備や当日の運営で忙しかったにもかかわらず、その夜には漁に出て、1時間程度の仮眠だけで、調査船を出してくれている。こちらも弱気なことは言ってられない。

乗船前、船着き場でウグイスの囀りを聞く。今季、私の自宅周辺ではまだ聞いていないので、何か得をしたような気分になる。地元のMさんの話では1週間くらい前から聞かれるようになっていて、囀りも上手くなっているようだと。

寒さ対策もして乗船。このところ時化が続いていたので覚悟はしていたが、海は地寄りを走っていてもうねりがあってカンムリ探しも厳しそうな気配。とは言え、ゲストさんが同乗されているので、気合だけは入れて鳥探しをした。

しかし海上ではウミネコの着水個体を一度見たのと、後は遠くを飛ぶウ類だけで、横島沖でよく見られるアビ類もいなかった。

天田島を過ぎると、うねりが一層激しくなり、その度に船がジャンプする。お天気は良いが、春霞なのか、四国も九州も全く見えない。

この日は、研究者のTさんが三つの島に上陸して、ネコの生息状況を確認するための作業を予定されていたので、先ずは一つ目の島にTさんを降ろした後、沖合を見回る。


240304カラスバト調査地に研究者のTさんを降ろす.jpg


双眼鏡で周囲を見回していると、沖合から足に何かをぶら下げて飛んでくる鳥が眼に入ったので、みんなに知らせる。

船の前方を横切るくらいの距離になってやっと、ミサゴが魚を掴んだまま飛んでいるのだと分かる。


240304沖合から獲物を抱えて飛んで来たミサゴ2.jpg


何とか撮影した画像を確認すると獲物はダツのようだった。


240304沖合から獲物を抱えて飛んで来たミサゴ.jpg


そのすぐ後、船長さんが鳥を見つけたが、指さす方角を双眼鏡で探しても、鳥が潜ってしまったのか、波間に消えているのか分からない。

再度、見つけた時には飛び立たれてしまう。

6羽のウミスズメの群だったが、私は飛んで行く後ろ姿を見ただけで、カメラを構える余裕すらなかった。



(この調査は、地球環境基金、パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。


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