2025年09月16日

25年9月のカンムリウミスズメ調査報告17

9月16日(火)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

今回も1羽のカンムリと出会うことができました。

天気:晴れ

調査時間:9:47から15:53まで

調査結果:カンムリウミスズメ 1


調査船の修理が長引いているらしく、今回も「パラソル船」での調査。
この日の海上はとても靄っていて、四国や九州はもとより、ちょっと離れた島ですら霞んでいる状態。


250916靄っとした海上.jpg


波は静かで、ほぼベタ凪。
海面は白っぽく、鳥がいればすぐ分かるコンディションだが、何もないと辺りが真っ白で距離感が掴めない。

港を出て程なくしたころ、遠くに黒っぽいものが何度も見え隠れする。
船の波ではなさそう、どうもスナメリのようだが、船の進行方向とは逆の方向へ移動して行ったため、それ以上のことは分からない。
横島の沖で船長さんの息子さんが友人と釣りを楽しんでいたので、挨拶をして沖へ進む。

カラスバトの調査をしている島へ着くまでの約1時間、海上には浮遊物が全く見られず、鳥の陰すらない状態が続いた。
上陸地点に船が近づくと、磯からアオサギが1羽、あわてて飛び立つ。


250916船の接近に驚いて飛び立つアオサギ.jpg


私たちは調査機器のデータ回収と電池交換などの作業が済むまで、周辺の海域を周回し、時間を潰すことに。
隣の島では、ミサゴが飛び出したが、


250916毎回、飛び去られるミサゴ.jpg


前回同様、後追い写真を撮るのがやっとだった。
研究者のTさんが上陸した島の裏側を回っているとクロサギが1羽飛び出し、奥の方へ飛んで行く。


250916警戒するクロサギ=喉白タイプ.jpg


後で画像を確認すると、以前見た喉の白い個体であることが分かった。
ミサゴも見られたが、警戒して尾根の向こう側へ姿を消す。

研究者のTさんが調査地から降りてくるのを待っていると、右手の樹林から黒っぽい鳥が飛び出し、また林の中に消えた。
カラスではなかったので、カラスバトだったのだろう。
研究者のTさんを回収し、次の調査地に向かう。

その間、浮遊物が漂う海域が出現したので、双眼鏡を駆使し鳥影を探したが、ゴミばかりで、努力は報われなかった。
もう一つの調査地に研究者のTさんを降ろし、祝島方面へ向かう間でも、広範囲に浮遊物が見られたが、ここでも当たりは出なかった。

祝島への入港時、いつものように防波堤で休んでいる鳥の撮影を試みたところ、
今回はアオサギ、カワウ、ウミネコの3種揃踏みの写真が撮れた。


2509163種(アオサギ、カワウ、ウミネコ)揃踏み.jpg


ウミネコの放熱行動の写真も上手く撮ることができた。


250916口を開け、放熱中のウミネコ.jpg


食後、海岸周りを散策。鳥はカワウとトビしか見られなかったものの、


250916磯で休むカワウ.jpg


美しい礫浜の風景写真をものにすることができた。


250916美しい礫浜が広がる祝島.jpg




(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。


posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 調査報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月07日

25年9月のカンムリウミスズメ調査報告16−2

鼻繰島の周りではアオサギを2羽、


250906磯に佇むアオサギ.jpg


ミサゴを2羽、トビ1羽、それとクロサギ3羽を確認した。

クロサギは、船の進行方向と反対方向に飛んで行ったので、シャッターを切るチャンスすらなかった。


その後、祝島に入港。


250906棒は手入れ休むウミネコ.jpg


港の防波堤には20羽弱のウミネコが休んでいたが、船の接近ですべて飛び立ってしまった。


250906クレーンの上に集まったウミネコ.jpg


船長さんは、前回は船のエンジントラブルで食事どころではなかったが、今回はゆっくり食べることができたと言っておられた。

ところが、いつもの話好きの知り合いに見つかり、食後のゆっくりとした時間を奪われる。


午前中は余り日差しが気にならなかったが、午後からは船の向きと太陽の位置で、かなり日差しがきつくなった。

二列縦隊なので、左右どちらかが、暑いのは仕方なく、午前と午後で違うのは公平ではある。


そう言えば、午前中、研究者のTさんはポリ容器に入れた水をジーンズの膝にかけていたので、相当な暑さだったのだろう。

午前中に比べ、波は徐々に穏やかになってきて、沖合ではほぼベタ凪になった。


海上では、所々でナブラが立ち、


250906ナブラが立つ.jpg


トビウオも何匹か見られた。


250906トビウオが飛ぶ.jpg


四国も薄っすらと見えるようになってきて、かすかに伊方原発も見え始めた。


250906薄っすらと伊方原発が見える.jpg


午後の調査を開始して1時間とちょっと経った頃、前方に1羽でいるカンムリを見つける。


250906カンムリを見つける!.jpg


遠目に押さえで1枚写し、もう1枚撮ったところで飛ばれてしまう。


250906ピンボケ写真しか撮れず残念!.jpg


ピンボケ写真がたった2枚、船との距離は相当あったのに、とても悔しい。

船長さんも悔しかったのだろう、カンムリの飛んで行った方へ船を進め、しばらく探したが、とうとう見つけることはできなかった。

その後も探し続けたが、2度目の出会いは叶わなかった。

今回は1羽だけでも見つけることができたのだから、良しとしよう。


250906旅客機.jpg




(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。


posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 調査報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月06日

25年9月のカンムリウミスズメ調査報告16

9月6日(土)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

何とか1羽のカンムリと出会うことができました。

天気:晴れ

調査時間:9:35から15:48まで

調査結果:カンムリウミスズメ 1


前回、調査船がエンジントラブルに見舞われたことを書いたが、その後も修理と不調を繰り返し、この日の調査は船長さんが普段漁に使われている船を代船として使用。


250906急遽、日よけを設置した代船.jpg


そのため日除けはビーチパラソルを括り付けた簡易なもので、そんな俄仕立ての代船と船長さんの「言い訳」に出港前から笑いが絶えなかった。

「海保に密航船と間違われたらいけないので、船舶の書類一式を持ってきた」とか何とか。

事実、港を出てすぐ、すれ違った船の乗員が「みんな、こちらの船を見ている」と研究者のTさんが言っていた。


250906出航風景.jpg


それほど異様な姿に見えたのだろう。

船の前部では依然、笑い声がしている。


波は、さざ波程度で双眼鏡の使用に問題はない。

四国や九州は霞んでいてほとんど見えない状態。遠くに着水していたウミネコが飛び立つ。

しばらく進んだ頃、宇和島方面から黒っぽい大き目な鳥が飛んでくる。

遠かったが何とか撮影できたので、画像を確認するとウミネコの幼鳥であった。


250906ウミネコの幼鳥.jpg


沖合に進むにつれ、うねりを伴う波に変わり、船が揺れ始める。

前日通過した台風の余波だろうか。

灯台の工事をしているホウジロ島周辺にはいつも見られるウミネコがまったくおらず、

船の接近に驚いて飛び去ったミサゴを後追いで撮影するのがやっとだった。


250906飛び去るミサゴ.jpg


250906飛び去るミサゴ.jpg


鼻繰島方面へ北上する間、まったくと言っていいほど鳥の動きはなく、

上空を飛ぶ旅客機の撮影を試みたり、遠くに見える「軍艦」の動きを追ったりして憂さを晴らす。

西向きに進んでいたその艦艇は天田島付近で向きを変え、鼻繰島を経て内海へ進んで行った。


250906見慣れぬ海上自衛隊の艦艇.jpg


艦艇番号が分かった(YDT-04と書かれていた)ので、その場で調べてみると、水中処分母船だと分かったが、

実際には何を任務としているのかよく分からない。

機雷等の処理は掃海艇の仕事なのでそれとは違うようだ。

帰宅して夜のニュースで知ったのだが、出光興産徳山事業所の桟橋の水中で爆発物らしきものがみつかり、そのための出動だったようだ。




(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。

posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 調査報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
最近のコメント
タグクラウド