鼻繰島の周りではアオサギを2羽、
ミサゴを2羽、トビ1羽、それとクロサギ3羽を確認した。
クロサギは、船の進行方向と反対方向に飛んで行ったので、シャッターを切るチャンスすらなかった。
その後、祝島に入港。
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港の防波堤には20羽弱のウミネコが休んでいたが、船の接近ですべて飛び立ってしまった。
船長さんは、前回は船のエンジントラブルで食事どころではなかったが、今回はゆっくり食べることができたと言っておられた。
ところが、いつもの話好きの知り合いに見つかり、食後のゆっくりとした時間を奪われる。
午前中は余り日差しが気にならなかったが、午後からは船の向きと太陽の位置で、かなり日差しがきつくなった。
二列縦隊なので、左右どちらかが、暑いのは仕方なく、午前と午後で違うのは公平ではある。
そう言えば、午前中、研究者のTさんはポリ容器に入れた水をジーンズの膝にかけていたので、相当な暑さだったのだろう。
午前中に比べ、波は徐々に穏やかになってきて、沖合ではほぼベタ凪になった。
海上では、所々でナブラが立ち、
トビウオも何匹か見られた。
四国も薄っすらと見えるようになってきて、かすかに伊方原発も見え始めた。
午後の調査を開始して1時間とちょっと経った頃、前方に1羽でいるカンムリを見つける。
遠目に押さえで1枚写し、もう1枚撮ったところで飛ばれてしまう。
ピンボケ写真がたった2枚、船との距離は相当あったのに、とても悔しい。
船長さんも悔しかったのだろう、カンムリの飛んで行った方へ船を進め、しばらく探したが、とうとう見つけることはできなかった。
その後も探し続けたが、2度目の出会いは叶わなかった。
今回は1羽だけでも見つけることができたのだから、良しとしよう。
(この調査は、パタゴニア環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)
※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。

