2021年12月24日

12月のカンムリウミスズメ調査報告4

12月24日(金)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

今季の12月の調査ではカンムリを見つけることができていないので、祈るような気持ちで探し回り、何とか2組のペアを見つけることができました。クリスマスイブを前に早めのプレゼントをもらい、一同、大喜びした次第です。おそらく、この調査が今年最後の調査となるでしょうから、万事、目出度しめでたしというところです。


天気:晴れ後くもり

調査時間:10:35から15:05まで

調査結果:カンムリウミスズメ 4



待ち合わせ場所の柳井駅で研究者のTさんと送迎の車を待っていると、Mさんから「上関お魚パック」の作業が長引いていて送迎が遅れると連絡が入ったので、私の判断でバス利用に切り替えることにした。これまでもバスを利用して上関まで行くことがあった経験から、接続の良い便があったはずだと駅前のバス停んで発車時刻を調べていると、すぐバスがやってきた。とりあえずバスに乗車し、Mさんに電話を入れる。Mさんが出ないのでKさんにかける。そのうち一緒に作業中のMさんの了解も得られた。ダメと言われても既にバスは動き出しており、成り行きに任せるしかなかったが・・・。結果的にはこの判断が功を奏し、予定より早めに調査に出発することができたのである。


船が白浜の港を出てすぐのところで、船長がスナメリを見つける。目と鼻の先にスナメリが浮上する機会はそうそうないので、カメラを構え撮影。自分ではではしっかり浮かんだ瞬間にシャッターを切ったはずなのだが、カメラのタイムラグで撮影した画像にはスナメリの姿は写っていなかった。よくあることとはいえ、その後、スナメリは浮上することはなく、撮り替えも効かなかった。スナメリは、ほぼ2度目の浮上で撮影できないと3度目はないという覚悟がないとものにできない。今回は3度も出てくれたのに情けない。


出港後しばらくはさざ波程度の波であったが、進むにつれ波も出てきた。幸い後ろからの波なので飛沫を被ることはないが、カンムリ探しには難儀する。島の手前で沖合へ南進し始めてすぐ、船長が右舷前方に2羽のカンムリを見つける。


カンムリの撮影に難儀する211224.jpg


波間に見え隠れするカンムリをファインダーで捉えるのに苦労する。何とか捉えてシャッターを切っても、タイムラグのせいで、写っているのは頭だけだったり、ひどい時は海面だけということもある。

波頭にピントを持っていかれることもあって、切ったシャッターの数に比べ、使えそうな写真が何と少ないことか。このペア、一度も船を寄せることができないまま、飛んで行ってしまった。

とはいえ、この12月、まだ1羽も見つけることができていなかったので、みんなホッとしたというのが正直なところである。その後は、正面から波を受けながら、八島港まで次なる出会いを期待して周囲に目を凝らした。

上陸した八島での昼食は、明るい気持ちで箸も進む。午前中に結果が出たので、「今日は早めに切り上げて帰るか」と軽口が出るほどだった。待合室には定期船の船長さんもおられ、お茶うけは数の関係で、船に乗り込んでから配った。先日、下関市菊川の道の駅で買い求めた「おそいぞ武蔵」という「巌流焼」の姉妹品である。因みに「巌流焼」はうずら豆を使った白あんで、「おそいぞ武蔵」は小豆の粒あん仕立てのいわゆるどら焼き様の商品。

午後の調査に出発する頃には、予報通り、曇り空になってきた。島を離れると波も出てきて船も揺れる。しばらく進んだ辺りで、Tさんが右舷に2羽でいるカンムリを見つける。


二度目に出会ったカンムリのペア211224.jpg


飛び去るカンムリのペア211224.jpg


前方を注意深く見ていたはずだが、船のすぐ近くに来るまで気づかないのは、やはり波のせいなのだろう。午前中に見つけたペア同様、波間に見え隠れする上に、天気が曇ってきていて、光量不足は否めない。撮影コンディションは最悪だったが、午前中のペアよりは幾分近づけたので、何枚かは使えそうな写真も撮れた。といってもピントがあったものは水中も覗いているシーンがほとんどだった。


前回はウミネコ、オンパレードだったが、この日は着水個体には全く出会わなかった。上空を通り過ぎる個体を時折見かけたのと、ウとともに島近くの岩礁で休んでいる群れを見かけただけである。本当にその日、その日で鳥の様子が変わる。隣にTさんが座っていたせいかどうか分からないが、前回のようにおかしな鼻歌が出るようなこともなく、調査終了となる。





(この調査は、セブン‐イレブン記念財団 活動助成金、地球環境基金、

 パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク 助成金

 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。





何とか今年最後の調査を終えて、ホッとしています。この一年、事故もなく調査を終えられたのは、ひとえに船を出していただいた地元の漁師さんのおかげと感謝しています。いつまで続けられるか分かりませんが、来年もよろしくお願いします。みなさん、佳いお年をお迎えください。



posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | 調査報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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