2021年06月26日

田ノ浦生き物見つけ隊 6月26日(土)参加者感想

2021/6/26(土)

瀬戸内海の原風景あふれる上関。
上関生き物見つけ隊の初日。
上関町の長島田ノ浦の浜。ここは砂の多い砂浜と、岩の多い磯浜の両方が同時に存在する全国的にも珍しい浜です。だからこそ多様な生き物が今なお多く生きていることで知られています。
 海藻の専門家やダイバー、カメラマンそして家族連れふた組を含め総勢約20名。船からナメクジウオを探索する隊と、陸上から浜にくだり磯部の生物を観察する隊に別れて出発。

 浜はちょうど大潮の引き潮時、普段はほとんど海面下にある小岩をはぐってみますと、貝やウニや初めて見る小さなカニやゴカイなど何十といういろんな生き物が一気にうごめき始める様子は圧巻!
そして本日のメインは、我々脊椎動物の遥かな祖先もしくは兄弟(近年、ナメクジウオのゲノム解読が完成したおかげで判明)のナメクジウオちゃん。遥か昔の進化の過程の中で、ナメクジのような骨のない生き物の体に脊索ができ、それが我々にもある脊ついへと進化。ナメクジウオもヒトも同じ脊索動物の仲間ということです。山からの清らかな湧き水が海底に溢れ出す砂ぞこに住んでいます。海が綺麗であることの証となる生き物です。

210626-10.jpg

 ダイバーに海底の砂をすくってもらって、子どもたちもふるいにかけて探してみました。普通はなかなかできない体験です。このようにしてナメクジウオを探すんです。今日出てまいりましたのは、5センチはあるような・・・。私も今まで3センチくらいのナメクジウオは見たことありましたが、今回のはデカイ。ここ田ノ浦にはまだ生きているんですねえ。さすが。瀬戸内人の誇りです。

210626-7.jpg

 暑くもなく、程よい曇りの瀬戸内日和でしたが、帰路の途中、遠くに祝島の島影を望む海に、私たちが育った瀬戸内海の海に夕日が反映しました。ありがとう、瀬戸内海!ウィーラブ瀬戸内海!


210626-9.jpg



posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | 観察会の参加者感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

最近のコメント
タグクラウド