2021年06月06日

6月のカンムリウミスズメ調査報告2

カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

概況を記します。


6月6日(日)

天気:晴れ

調査時間:9:03から15:15まで

調査結果:カンムリウミスズメ 3  


翌朝、調査への出発まで時間があったので、マルゴトの玄関回りの草取りをした。植えたのか野良生えか分からないが玄関横の木が枝を張っているのが気になった。おそらくニレケヤキ(アキニレ)という樹種だろうが、元々は落葉高木なので、しっかり刈り込まないと大変なことになる。葉が小さいこともあって盆栽仕立てにされる木なので、刈り込みには強いはず。私のような素人がやっても施主から苦情もでないだろうと思い、刈り込むことにする。しかし、勝手知らない他人の家で剪定ばさみは見つからない。とりあえず、台所にあったキッチンバサミでやってみたが、力ばかりいって思うように切れない。少し太い枝もあるので、ノコギリもほしいところだが、刃物は包丁くらいしかない。一応、一番使われていなそうなステンレス包丁を使うことに。これが案外役に立って、初めからこれでやればと思うくらい上手くいった。

そんなことをしていたために、早朝はあった昨夜の釜飯でつくったおにぎりが同宿の若者たちにすべて持ち去られ、朝食にありつくことができなくなった。机の上に封の空いた芋けんぴが少量残っていたので、とりあえずそれを口にして、早めに港へ行く。遊漁客を送り出した後、調査道具の準備をしていると、私物の救命胴衣に前々回配られたベビースターラーメンが1袋入っているのを思い出し、腹の足しにした。

みんな揃ったので、船に乗り込む。横島沖にはたくさんの釣り船が出ていた。30隻はいたようだ。波もないので小さなゴムボートも沖に出ている。前日、同様、潮目にゴミが漂う海域がへいぐんブイの手前と宇和島の手前で見られたが、前日カンムリが見られた海域を回っても1羽も見つけることができない。イワシのナブラが立っている海域があったので期待したがダメ。かなり沖合も見回ったが、時間が過ぎていくばかり。

11時20分過ぎ、遠く沖合に何か大きなものが上下している。それも列をなしているように見えるが、ゴミではなさそうだ。双眼鏡でも分からない。ちょうどその時、船長が船を全速力で沖合に進め始めた。私が気づいたものを追っているのだ。かなり近づいた時、それはイルカの群れだったと分かる。


イルカの大群210606.jpg


船は群れの中に入った。というか船の周りをイルカが取り囲んでいるかのよう。船に興味があるのか、すぐそばまで来て並走したり、船の下を潜ったり、イルカに遊ばれていると言った方が正しい。数十頭はいる。波もほとんどないので、写真も撮りまくり状態。舳先の映像カメラマンさんもビデオカメラを回し続けている。20分くらいはその光景を堪能しただろうか。


イルカの大群210606-2.jpg


船長も今日はイルカショーが見られたので、カンムリはもういいのではと冗談めかしに言っていたが、船を戻して再びカンムリ探しに。そのすぐ後、Tさんが3羽でいるカンムリを見つける。前日、3羽を見つけた海域とそう遠くないことから、昨日の3羽であろうということになった。

しかし撮影した画像を見ると、前日いた3羽のうち顔の汚れた1羽と同一個体だと言える個体が3羽の中に見当たらないのである。前日は曇り、本日は晴れで光線の違いから違って見えるのかもしれないが、他の方の記録された画像や映像の比較をしてみるとハッキリするだろう。それと私は上手く撮影できなかったが、前日は見せなかった羽搏きを本日はビデオ撮影されたはずなので、風切り羽の換羽状況がバッチリ確認できる映像が撮れているのではないかと思う。私のボケボケ写真でも抜けているのわかるくらいなので。


6日に見つけたカンムリ3羽210606.jpg


八島港入港前、沖に大型の豪華客船が航行しているのに気づき写真を撮った。船名から調べたところ、新日本海フェリーの「あざれあ」は新潟と小樽を結ぶ航路に就航しているようだが、何故、瀬戸内海をを航行しているのかは不明。八島に入港し、昼食・休憩。一応、カンムリを連日確認できたし、イルカショーのおまけまでついて、昼食は格別のものとなった。弁当自体は、なんやかで注文が夜遅くの連絡となったため、いつもよりは簡便なものではあったが・・・。八島港内は、今時期は海藻の森状態で、とても綺麗だった。近くではイソヒヨドリの囀りも聞こえ、係留されている漁船でツバメが巣を作って繁殖していた。何とか餌運びのシーンを撮影し、午後の調査に。

午後からは何時も行かないコースを回った。途中、沖合でサメを目撃しただけで、カンムリはなし。その後、アマツバメの繁殖状況を船上から行った。着いた当初はいなかったが、そのうち周囲を飛び回り始めて、計6羽を確認できた。ミサゴもいたが、繁殖確認はできなかった。最後まで集中を切らさず探したが、その後カンムリは出てくれることはなかった。

帰港後、瀬渡し客を連れ帰った船長が、いつも坊主の客が大物を釣り上げたそうだから見せてもらえと。いつも帰りに船で一緒になるHさんがクーラーボックスからはみ出したタイを計量。4キロ、73cm、嬉しそうに魚を持ち上げた写真を1枚撮影。長い長い2日間に渡る調査が終わった。



(この調査は、セブンイ‐レブン記念財団 活動助成金、地球環境基金、

 パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク 助成金

 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。





posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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