2024年02月01日

24年1月のカンムリウミスズメ調査報告1−3


それからは次々と見つかり、船の進路上で7ペア計14羽を確認することができた。

2羽、2羽ときた後、4羽(しばらくしてペアごとに分かれる)、


240130 4羽で行動していたカンムリ1.jpg


240130 4羽で行動していたカンムリ2.jpg


240130それぞれのペアに分かれたカンムリ1.jpg


240130それぞれのペアに分かれたカンムリ2.jpg


240130それぞれのペアに分かれたカンムリ3.jpg


そのすぐ後には船の左手に2羽、右手に2羽、前方にも2羽と、どのペアに近づくか迷うほどであった。


新たに3ペアが近くで見つかるカンムリ(鼻繰島南方海上)1.jpg


新たに3ペアが近くで見つかるカンムリ(鼻繰島南方海上)2.jpg


240130カンムリの羽搏き.jpg

(カンムリの羽搏き)


240130カンムリの羽搏き2.jpg


240130カンムリの羽搏き3.jpg


240130カンムリの瞬膜?.jpg

(カンムリの瞬膜?)


240130カンムリの瞬膜?2.jpg


240130カンムリの通常の目=比較用.jpg

(カンムリの通常の目=比較用)


場所が場所だけに、バックに原発予定地を入れたり、中間貯蔵施設建設のために実施する調査予定地を入れたりした写真も撮影した。


240130原発予定地をバックにしたカンムリ.jpg

(原発予定地をバックにしたカンムリ)

240130中間貯蔵施設建設調査地をバックにしたカンムリ.jpg

(中間貯蔵施設建設調査地をバックにしたカンムリ)

  

GPS機器に確認地点のポイント打ってポケットにしまおうとした時、手から落ちたGPS機器が右舷と左舷の船べりに渡してある長椅子の上を転がり、ぽとんと海の中へ。5、6万円した機器が、あえなく海の藻屑となり、顔にも声にも出さなかったが、本当は泣きたい気分だった。

最後に、みんなに見せたいものがあると、船長さんが横島の磯の岩場に作られた大きなスズメバチの巣に案内してくれた。


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240130スズメバチの巣2.jpg


どうしてこんなところにという感じではあったが、ハチにも事情があるのだろう。

泣くに泣けない出来事はあったが、調査の終盤に本命が出てくれて、調査者の私にとっては良い年明けと言える結果が得られたし、2月10日に予定しているカンムリ観察会の事前調査としての役目もあった今回の調査を成功裡に終わることができ、今は満足している。


240130カモメ類.jpg

  


(この調査は、地球環境基金、パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。

posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 調査報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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