それからは次々と見つかり、船の進路上で7ペア計14羽を確認することができた。
2羽、2羽ときた後、4羽(しばらくしてペアごとに分かれる)、





そのすぐ後には船の左手に2羽、右手に2羽、前方にも2羽と、どのペアに近づくか迷うほどであった。



(カンムリの羽搏き)



(カンムリの瞬膜?)


(カンムリの通常の目=比較用)
場所が場所だけに、バックに原発予定地を入れたり、中間貯蔵施設建設のために実施する調査予定地を入れたりした写真も撮影した。

(原発予定地をバックにしたカンムリ)

(中間貯蔵施設建設調査地をバックにしたカンムリ)
GPS機器に確認地点のポイント打ってポケットにしまおうとした時、手から落ちたGPS機器が右舷と左舷の船べりに渡してある長椅子の上を転がり、ぽとんと海の中へ。5、6万円した機器が、あえなく海の藻屑となり、顔にも声にも出さなかったが、本当は泣きたい気分だった。
最後に、みんなに見せたいものがあると、船長さんが横島の磯の岩場に作られた大きなスズメバチの巣に案内してくれた。


どうしてこんなところにという感じではあったが、ハチにも事情があるのだろう。
泣くに泣けない出来事はあったが、調査の終盤に本命が出てくれて、調査者の私にとっては良い年明けと言える結果が得られたし、2月10日に予定しているカンムリ観察会の事前調査としての役目もあった今回の調査を成功裡に終わることができ、今は満足している。
(この調査は、地球環境基金、パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)
※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。
posted by Sunameri at 00:00|
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調査報告
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