1月30日(火)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。
私にとっては、今年初めてのカンムリ調査。終盤に何とかカンムリに出会えてホッとしています。
天気:晴れのち曇り
調査時間:10:24から15:30まで
調査結果:カンムリウミスズメ 16(うち1ペア2羽は飛翔個体)
ウミスズメ 23
アビ類(シロエリオオハム) 24
今年最初(14日)の調査でカンムリが23羽も出たと聞き、期待に胸を膨らませての出港。
このところ時化が続き、この日はピンポイントでやってきた調査日和。平日の調査であるためメンバーは少ないが、出会いの確率が高いシーズンなので気合が入る。
波も穏やかで遠望も利く。寒さも、まったく気にならない。
今回もカラスバトの調査地に設置している機器のデータ回収と電池交換というミッションがあるので、調査地に直行するコース取り。
いつものように遠くに見えるホウジロ島が浮いているのでシャッターを切る。

四国や九州は霞んでいて、肉眼では確認できない。横島西方を進んでいると、八島方向に双眼鏡でも芥子粒くらいにしか見えないが、ウミネコと思しき白い点がポツポツと浮かんでいる。
そこから少し離れたところに黒っぽい鳥の群が見えたので、船長さんに船を回してもらう。かなり距離があったので、だいぶ進んだところでやっと、それがアビ類の群だと分かる。今季初認なので撮影を試みるが、時、既に遅しで群れはバラけて潜水を始めている。

それでも何とか、浮かび上がった個体が飛び去るために助走する姿をものにできた。撮影した画像を確認すると顎の部分に黒っぽいラインが見られたので、シロエリオオハムだと同定できた。



私は撮影を優先したため羽数をカウントしていなかったので、研究者のTさんに確認すると18羽の群だったとのこと。
カラスバトの調査地周辺の磯でウの群が休んでいたので撮影。船が近づくと次々に飛び立ち、いなくなる。ウミウとヒメウの群だったようだ。


研究者のTさんを降ろし、作業が済むまで我々は周辺を見回ることに。
沖合はベタ凪状態になっている。遠くまで見渡せるが、鳥の姿はまったくない。
前回の調査では23羽も出ているというのに、一体どこにいったのだろう。
(この調査は、地球環境基金、パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)
※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。
posted by Sunameri at 00:00|
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調査報告
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