2023年10月26日

23年10月のカンムリウミスズメ調査報告22-3

調査中に出会った生き物たちと調査の様子です


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沖合から八島を望む


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ミサゴ


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羽の手入れを始めたアオサギ


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頭を掻くアオサギ


231024片足立ちで休むアオサギ.jpg
片足立ちで休むアオサギ


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浮かび上がったホウジロ島




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2023年10月25日

23年10月のカンムリウミスズメ調査報告22-2

調査前の景色です


231024柳井港から見た景色.jpg
柳井港から見た景色


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柳井火力発電所


231024柳井火力発電所へ向かうLNG運搬船.jpg
柳井火力発電所へ向かうLNG運搬船


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舵掛石灯標


231024メガソーラー運転開始?(柳井市阿月)1.jpg
メガソーラー運転開始?


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231024メガソーラー運転開始?(柳井市阿月)3.jpg



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大島大橋





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2023年10月24日

23年10月のカンムリウミスズメ調査報告22

10月24日(火)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

残念ながら、今回もカンムリとの出会いはありませんでした。

概況を記します。


天気:晴れ

調査時間:11:33から16:06まで

調査結果:カンムリウミスズメ 0

                

この日は柳井港から定期船いわいに乗船し、室津まで行くことに。列車の中で会った研究者のTさんが船で行くとのことだったので同行した。久しぶりの船旅ということであれこれカメラに収めた。以前、船に乗った時は造成中だった柳井市阿月のメガソーラーも太陽光パネルがずらりと並び、景色が一変していた。


231024メガソーラー運転開始?(柳井市阿月)5.jpg


その後も舵掛岩道標を撮影したり、景色を満喫していると、あっという間に室津港に着いた。白浜港まで重たい荷物を持って歩くのはキツイ。Mさんの車に拾われて、白浜港へ無事到着。

10時半に調査開始の予定だったが、船長さんたちのグループの定置網の引き揚げ作業が思わぬ大漁で長引いたため、船着き場で1時間近く待機。その間、岸壁で休んでいたアオサギが羽毛の手入れやら頭かきなどいろんな仕草を見せてくれたので、飽きずに過ごせた。


231024アオサギの頭かき1.jpg


231024アオサギの頭かき2.jpg


231024アオサギの頭かき3.jpg


港の中のカワウは何度も潜るが、魚を咥えて上がってくる様子はない。


231024カワウ.jpg


シャッターチャンスをうかがっていると遠くへ行ってしまった。そうこうしていると船長さんたちが戻ってきて、乗船開始。

朝は、かなり冷え込んだが、出発時は、ちょっと暑いくらいだった。船上は、風が当たるので、防風効果のある方が良いと考え、朝、着ていたフリースを脱ぎ、ヤッケに替える。港を出てからしばらくは、波もさざ波程度で、多少の上下動はあるものの鳥探しに影響するようなものではない。天気は良いが、少し靄っているので、四国や九州はかすかに分かる程度で、すっきりとしない。双眼鏡で遠望していると、ホウジロ島が浮き上がっているので、「浮島現象」の写真を何枚か撮影する。カンムリや他の海鳥の出現は期待薄なので、とりあえず、報告書のネタになればと思ってのこと。

前回、接岸できず回収できなかった画像や録音データを回収するため、研究者のTさんが島に上陸する。島の上空をトビやミサゴが旋回していたが、接岸直前、1羽のタカ類が飛び出した。確認するとノスリだった。


231024ノスリ.jpg


231024ミサゴ2.jpg


以前から気になっていたのだが、ネズミや昆虫類を食すノスリが樹々に覆われた小さな無人島で一体何を食べているのだろうか、と。

研究者のTさんの話では、自動撮影カメラにたまたま写っていたノスリの水浴び写真に捉えたヒヨドリが写り込んでいたそうだ。小型の鳥類を狩っているとしたら、ハヤブサのような狩りではないだろうから、どんな狩りの仕方をしているのだろうか。私の家の近くで見るノスリは電柱に止まって、周囲を窺い、サッと飛び立って、刈り取りの済んだ田んぼや草地に降り、趾で獲物を捕まえる。ハヤブサの仲間のチョウゲンボウも同じような狩りの仕方をするが、この島のノスリは上空を旋回しながら獲物を探し、隙をついて不意打ちするのかもしれない。

30分くらいして、山から下りて来た研究者のTさんの回収に向かうと、磯にいるTさんの着衣が濡れているのに気づく。滑って海に落ちたのかと心配していると、本人は大事無いと言う。後で聞くと、潮の関係で岩から岩を伝って行けず、浅い潮だまりを通っている時、滑って膝をついただけで、びしょ濡れにはなったが、どこも打ったりしてはいないと。乗船した研究者のTさんは、船の後部で遅い昼を食べた後、服を脱いで濡れた衣服を干していた。

沖合ではウミネコの飛翔個体を1羽見ただけで、カンムリどころか、まったく鳥がいない。少し波があったが、後ろからの波だったので、鳥探しには支障はなかった。その後、船の向きが変わり、飛沫を浴びる海域もあったが、何とかやり過ごせた。


231024沖合から長島方面を望む.jpg


余りにも鳥がいないので、船長さんも気を遣ってくれたのか、いつもの島回りをしてくれた。平日なので、さすがに釣り人はいない、だからといって鳥が多いわけではない。前回同様、トビにミサゴ、アオサギが見られたのみ。帰路、前回も見られたタグボートに曳かれたクレーン船が八島方面を横切る。グレーン船の種類こそ違うが、偶然の重なりに驚く。


231024タグボートに曳かれたクレーン船.jpg


遠くに見える平郡島の近くの島でも「浮島現象」が見られたので撮影する。


231024平郡島にも「浮島現象」が.jpg


蒲井の沖合で、水面を小魚が団子状になって飛び跳ねているので、シャッターを切ったが間に合わず、海面しか写っていなかった。出発が遅かったので、いつもより遅くまで頑張ったが、結局、戦果は得られずじまい。港に着くころには、暗くなり始めていて、陽が暮れていくのが早くなったな〜と、改めて感じた。



(この調査は、地球環境基金、パタゴニア日本支社 環境助成金、LUSHチャリティバンク助成金 を受けて行いました。 敬称略:五十音順)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。



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