早々と梅雨入りした今年の山口県ですが、 ちょうどこの日は雨もなくかんかん照りもなく、 幸運なコンディション。
漁船9隻に便乗。かってない大船団となる。
海上は凪ではあったが、 行きの航路沿いではスナメリを見ることはできなかった。
島に上陸後、祝島公民館へ荷物を置き、 早速山戸さんのビワ畑目指して移動。
ここは、 ビワ茶の原料でもあるビワの葉を取るために無農薬しかも袋掛けも ない天然のビワである。袋掛けしないと雨に弱いが、 味はこちらの方が断然うまいという。豪快で大胆な甘い果汁。 各自持ち帰り用も一箱取り、再び公民館へ。
やや遅い昼食を各自取りながら、予定より一時間あまり遅れて、 京都大学の小川真由先生のスナメリ講義へ。
本来の予定では、これから祝島散策の時間のはずだったが、 残念ながら白浜港帰着のタイムリミットが決まっているので、 人によっては待ちに待った何年振りかの祝島への渡航ではありまし たが、再び素早く、行きと同じ船に乗り込む。
帰りの航路も、 スナメリがよく目撃される海域でしたが、 目のいい漁師さんが9人もおられても発見されなかったくらいです から、我々一般人にも見いだすことは至難の技だったのでしょう、 とうとうスナメリの目撃情報が得られないまま帰着となりました。
参加者は各自、アンケートに記入後、 漁師さんたちとの別れを惜しみつつ、 ビワの甘い香りとともに家路に着きました。