〜奇跡の海 上関からのおくりもの〜
第4話 2021-2022 上関の自然を守る会
〜海上調査報告 〜
新コーナー【 鳥の散歩道 】を作りました。
ここでは鳥についての素朴な疑問や、山口県内から日本国内の四季の鳥たちの生活などをお届けします。
第1回目は「海鳥はどうやって海面から飛び立つの?」です。
「ウミスズメの飛び立ち」の画像は、複数のウミスズメが飛び立つ時の画像です。
助走がいるのは、水中に潜る鳥なので、体が重い造りになっているからかもしれません。翼は飛翔にも使いますが、水中でも翼を使って進むため、翼の構造が水圧と気圧の抵抗の違いに対する妥協点となっていると思われ、飛翔力は余り強くはないでしょう。
ハクチョウ類やガン類も体が重いので助走しますが、一旦、飛び上がると翼の力が強いので、一気に高空へ舞い上がります。カモ類はおもしろいことに、水面で採餌するタイプのカモは助走をほとんどせずダイレクトに飛び上がります。
一方、潜水して採餌するタイプのカモは助走がいります。潜水する鳥でも翼を使うタイプ(ウミスズメ類やペンギン類など)と足こぎで推進するタイプ(ウ類、カイツブリ類、アビ類?)とがあります。足こぎタイプは水かき(カイツブリ類は弁足と言われるヒダのようなもがある)が発達しています。
ウミスズメ類にも海上を遊泳するので水かきはありますが、水中では翼を羽搏いて進み、足は舵のように使っていると思われます。
潜水するタイプの鳥の足は構造上、体の後部についていて、歩行には不向きです。
潜水にも空中から勢いをつけて水面に飛び込むタイプもありますが、専門的になりすぎるのこれくらいにしておきます。いずれにしても、種分化や進化という長い年月をかけて、現在の形態や生態に適応したものといえます。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |