2021年01月14日

1月カンムリウミスズメ調査報告1

1月14日(木)

新年最初のカンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。

昨年12月の調査以来、悪天候が続き、1ヵ月ぶりにやっとできた調査でしたが、カンムリの着水個体を21羽、ウミスズメ類の飛翔個体を30羽+と、幸先のよいスタートを切ることができました。


天気:晴れ

調査時間:9:35から15:15頃まで


沖合へ進んでいると遠くを4羽のウミスズメ類が飛んで行く。双眼鏡で追うがカンムリなのか、ただのウミスズメなのか分からない。進路を変えてすぐ、今度は2羽のウミスズメ類が飛んで行く。かなり遠くまで飛んで行ったが、双眼鏡で見る限りでは着水したように思えたのと、2羽というのがカンムリ臭いということから飛んで行った方へ船を進めることに。

海況は風もなく、波で飛沫をかぶるようなことはないが、うねりがあって船が上下動するし、鳥も波間に隠れることもあるだろうから、双眼鏡もゆっくり動かす必要がある。繰り返しくりかえし周囲を丁寧に双眼鏡で探すが、結局、飛んで行った2羽は分からずじまい。

沖合に向け南下していると15羽から20羽くらいのウミスズメと思われる群れが飛んで行く。群れの飛んで行った方向へしばらく進んだところで2羽のカンムリを発見。このペアは、潜水を繰り返しながら、船との距離をとるが、飛び去ることはなかった。


カンムリウミスズメ210114_2.jpg


その後、沖合に向けて走っている間に、2羽、3羽、3羽、2羽とカンムリに出会うが、どの組も時間に長短はあるものの船との距離に関係なく飛び去り、2度目に出会った3羽の組では、1羽を残して2羽が飛んで行くということもあった。


カンムリウミスズメ210114.jpg


防波堤でセグロカモメと繁殖羽となったカワウが出迎えてくれる。調査の決行判断が前日の夜遅くだったため、お弁当のオーダーが通っておらず、いつものような豪華さはなかったが、それでもお腹一杯になった。

午後からは、ウミスズメの着水個体を飛ばれるより前に見つけることを心がけた。それはウミスズメが今季この海域に渡来していることを現認しておかないと、群れで飛んで行った飛翔個体をウミスズメと言い切れないからである。

午前中もそうだったが、あまり遠くばかりを見ていると「灯台下暗し」で、船のすぐそばで見つかるケースが多々ある。中間点辺りで2羽見つけるも、すぐに飛ばれてしまった。そのすぐ後、2羽を見つけたが、先ほどのペアかもしれない。しかし、思ったほど警戒はせず、かなり近くまで寄せてくれたので、別のペアの可能性もある。

ブイの近くで進路を北向きに変え進んでいると左舷を船の進行方向へ1羽が飛んで行く。14時半、飛んで行った1羽と思われるカンムリを発見。あまり警戒心のない個体だった。午前中に飛び去った2羽が近くにいるかもしれないと気合を入れて双眼鏡で探す。午前中の個体かどうか分からないが、思ったとおり2羽が見つかり、沖でも2羽、立て続けにヒットした。遠目に撮影した画像を見ると、このペアは冠羽だけでなく尾羽も立てており、相当警戒心の強い個体のようだった。


カンムリウミスズメ210114_3.jpg


帰路であることや既に何羽も見つけていることもあって、深追いしなかったので、そんな写真も撮れたのだろう。とうとうウミスズメの着水個体は見つからず、渡来確認はできなかった。



(この調査は、日本自然保護協会 の助成を受けて行いました)


※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。



posted by Sunameri at 00:00| Comment(0) | 活動報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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