9月19日(土)、カンムリウミスズメの生息調査を実施したので報告します。
残念ながら、カンムリウミスズメを見つけることはできませんでした。これから年末にかけては手強いシーズンとなりますが、頑張っていきたいと思います。
概況を記します。
天気:晴れのち曇り
調査時間:13:05から17:05まで
調査結果:カンムリウミスズメ 0
船長さんの仕事の都合で午後からの出発となったので、弁当を早めに食べて出発に備える。待ち時間に、ハチクマ(タカの仲間)の渡りの時期なので、海沿いに渡る個体がいないかと上空を見上げ探すも、飛んでいるのはトビばかり。
出港後、コウモリ用のソングメーターを設置するため白浜港から一直線で島に向かう。Tさん、Mさん、Rさんの3人が上陸。時間があるので、残りのメンバーで海域を見て回る。
カンムリが出たら、私たちはGPSを持っていないので、位置情報が記録できないなとか、勝手なことを考えたりもしたが、結局はそんな考えは杞憂(タラ・レバ)に終わる。
3人を乗せて再び、海域をジグザグに2回周回。遠くにウが飛んで行く姿やたまにウミネコを見かけるだけで、まったくカンムリの気配がない。16時前頃からで風が立ってきて、波も出てくる。
沖合に出ると四国や九州がよく見える。話のタネに揺れる船から伊方原発を撮影する。
帰路、あきらめきれず、沖や島方面を「港に着くまでが調査」の気持ちを持って見渡したが、南方にスナメリの姿を目撃したのが唯一の救いだった。カンムリが1羽も出ない日は、調査終了後、疲れがドーっと来る。
(この調査は、パタゴニア日本支社 環境助成金 を受けて行いました)
※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。
しかし、その日はRさんからの誘いで、「転戦」の予定があり、調査終了後、佐賀市に移動し、翌朝、東よか干潟(大授搦)でヒメハマシギを探すことになっていたので、気合を入れ直す。