2020年01月31日

1月のカンムリウミスズメ調査報告2

1月30(日) 天気:晴れ

調査時間:940分から1450分まで

調査結果:カンムリウミスズメ2羽、ウミスズメ97羽(遭遇羽数でダブルカウントの可能性あり)


いつものことだが、前日にMさんから調査への参加可否の電話があり、私としては29日のイベントに地区の行事で参加できないこともあって、後ろめたさからOKと返事をした。21日にも調査を予定しているとのこと。リタイア組なので、断る理由が見つからず、成り行きにまかせるしかない。

当日は、朝から青空が広がり、久しぶりに風も収まって、調査には申し分ない天気である。出港後、1時間もしないうちに(1023分ごろ)沖の海上で波間に見え隠れする一組のカンムリウミスズメを発見。しかし、船を近づけている間に見失う。飛んだような形跡もなく、辺りをしばらく探すが、ついに再発見すること叶わず。ずっと双眼鏡で探したおかげで、船酔いしたのか、気分が悪くなる。

その後は、いつものように目視を中心にして、怪しい影を見つけた時のみ、双眼鏡を使うようにした。1048分、海上で、船の左舷から10羽強のウミスズメと思われる群れが横切る。その後も数羽から10数羽のウミスズメの群れが何度か見られたが、カンムリに出会うことはなかった。


b海上に浮かぶウミスズメの群れ200131.jpg


昼食休憩で上陸した島では、岸壁にウミネコやセグロカモメが休んでおり、湾内ではカワウが潜水を繰り返し、餌探し。陸域ではトビが電線に止まり、スズメやツグミも近くで見ることができた。ミサゴが遠くの電柱で取ってきた獲物を食していたので、波止場から写真を撮る。逆光の上、遠く、何を食べているのか確認できない。一回りして昼食をとった岸壁に戻ってくると、北側の海上から飛んできたミサゴが対岸(防波堤)の電柱に止まる。今度は近いし、光線も悪くないので、シャッターを切りまくった(これが添付のミサゴの写真)。


bミサゴが捕まえた魚を持ったまま電柱へ200131.jpg


午後も、再び、カンムリを探しに船を進める。しかし、見つかるのはウミスズメのみ。最後に、大学のチームが先日、沖でカンムリを1羽見つけたとの情報もあったので、その海域を見回るが、ついにこの日は午前中見失ったカンムリのペアだけで、先日(11日)のような「戦果」を上げることはできなかった。



(この調査は、セブン‐イレブン記念財団 みどりの基金 / パタゴニア日本支社 環境助成金 を受けて行いました)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。



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2020年01月11日

1月のカンムリウミスズメ調査報告1

1月11日(土) 天気:晴れ

調査時間:10時から14時半まで

調査結果:カンムリウミスズメについては単純計算すれば16羽となるが、午前中の4組、午後の4組自体にダブルカウントはないが、コースは違えど、同一海域を調査しており、当日のカンムリウミスズメは最終的には飛び去っているので、午前と午後のペアが同じ可能性は否定できない。しかし、広い海域の中で、午前中の4組を、午後にすべてカバーするような発見であったとすれば、これはこれで「奇跡」と言ってよい。


当日はK船長が所用のため、久々のY船長の出番となる。Y船長は、強運の持ち主で、これまでの調査で何度も当たりくじを引いておられる。私としてもカンムリは昨年10月の初めに見て以来、このところ出会えていないので、期待と不安の中での出港であった。

10時40分過ぎ、左舷前方に浮かんでいる2羽を見つけ、双眼鏡でカンムリであることを確認する。パタゴニアのCさんは今日がカンムリデビューで、いきなりの出会いに興奮気味。しばらくみんなで観察・撮影したのち、また船を進めていると、今度はMさんが右舷前方に2羽のカンムリを見つける。このペアは、すぐに飛び去る。そのすぐ後にTさんが左舷に2羽見つけるも、海面がギラギラして見にくいが、回り込むと、やはりカンムリであった。


bカンムリウミスズメのペア200111.jpg


11時15分頃、船の左舷方向から目の前を横切り飛び去る2羽のカンムリ、なんと3040分の間に4組のカンムリが出現、大サービスである。その78分後、船長が前方にウミスズメの群れを見つける。結構、距離があったのにすぐに飛び去り、羽数の確認ができなかったが、Rさんの撮影した写真判定で7羽であったことが分かる。

時間の節約のため、沖の波の穏やかな辺りで、昼食休憩を船上でとる。上陸しないのは用が足せず冬場の調査では不安だが、しかたがない。食後、船の近くにやってきたウミネコにRさんが戯れに配られたおかきの一片を投げたところ、驚いて飛び立ったが、すぐに反応してくわえとる。一気に飲み込むのかと思いきや何度も水につけ、軟らかくなったかどうかは分からないが、「ふやかしてから」としか思えないような行動が見られたことは「発見」であった。野生動物にエサを与えることは余りお勧めできる行為ではないが、「そうなんだ」ということもある。

昼食・休憩も30分くらいで切り上げ、再び、海域を見回ることに。18日のイベントでの観察コースを選定するという(下見を兼ねた)目的もあり、この海域を集中して見ようというのである。午後は、船長が前方に2羽のカンムリを見つけ、その後、Rさんが2羽、かなり距離はあったが見つけ、カンムリデビュー戦のCさんが北上中に左舷方向に2羽見つけ、Mさんが2度目の幸運を引き当て、これで午後からの調査も4組の発見となる。


b海中を覗き込むカンムリウミスズメ200111.jpg


今回の調査では、カンムリがあまり近づかせてくれず、距離があるのに飛び去るケースが多かった。最後に見つけたペアは、警戒していても普段あまり見せない冠羽を立てる動作(これまで何度もカンムリを観察している私でも何度かしかお目にかかっていない)をしていたことだ。


b冠羽や尾羽を立てて警戒しているカンムリウミスズメ200111.jpg


これまで何の断りもなくペアと書いたが、繁殖地に行く前にペアリングが終わっていると、これまでの私の観察からそう考えられるというだけで、証明されているわけではない。これまでの記述は私の記憶を頼りに書いており、GPSでの正確な航路や観察地点のプロットとのズレがあるかもしれないが、そこのところはご容赦願いたい。いずれにしても、カンムリとの出会いを引き寄せてくれたY船長に感謝、感謝である。



(この調査は、セブン‐イレブン記念財団 みどりの基金 / パタゴニア日本支社 環境助成金 を受けて行いました)

※生息地保全のために詳細な調査区域を非公表としています。



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